さぁ、転職準備を始めよう

業界歴20年の現役面接官が「職場選びのコツ」から「面接に受かるポイント」までマルッと解説しています。転職を成功させたい方は、まずコチラの記事をClick!

【保存版】転職ロードマップ
介護職の転職

目指せ介護福祉士!年収600万円達成に必要な手当相場とポイントを解説

介護福祉士【年収600万円】

こんにちは、Hiro(@Hiro_kaigostyle)です。
こちらのブログでは、介護職の転職に関する疑問に答えています。

介護福祉士の資格は持っているけど、今の職場では年収400万円くらいなの。

でもTwitterを見てると600万円以上もらってる人も見かけるけど、実際に可能なの?

以上のような、介護福祉士の年収について解説しています。

この記事で分かること
  • 介護福祉士で年収600万円は可能?
  • 手当等の相場と給料の高い職場とは?
  • 介護福祉士で年収600万円を稼ぐ3つの方法

今の給料に満足できず、もっと稼ぎたいと思っている介護士さんは多いはずです。

そこで、こちらの記事では介護福祉士の年収について詳しく解説しています。
今よりも収入を増やしたいという方はぜひ参考にしてくださいね。

介護福祉士で年収600万円以上は難しい?

介護士の中には年収500万円以上はそこそこいますが、年収600万円以上となるとごく一部です。
後ほど紹介しますが、介護福祉士の平均月収を見ても介護福祉士の資格を取って年収600万円の壁を越すのは難しいと言えます。

年収600万円以上もらう目安として以下を参考にしてください。

  • 月収40万円+ボーナス4ヶ月分
  • 月収45万円+ボーナス2ヶ月〜3ヶ月分

これくらいの待遇は必要です。

Hiro
Hiro

今のお給料と比較してどうですか?

介護福祉士の平均給料は全体で約33万円(年収を12で割った金額)ですので、年収600万円の壁は相当高いと言えますね。

ただし!実際にもらっている人もいる訳です。
それでは、まず事業所別の平均給料をチェックしてみましょう。

介護福祉士の平均給与【事業所別でチェック】

介護福祉士の平均給料
介護福祉士の平均給料

年収600万円を達成するには、様々な条件が必要です。
その一つが事業所選びです。

こちらの調査結果の166ページでサービス別の介護福祉士の平均給与が確認できるので参考にしてください。

》厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」

この調査によると、平均月収が高い事業所と低い事業所でその開きは驚きの66,910円です。
年収だと約80万円もの差となります。

Hiro
Hiro

ベースアップが4,000円だとすると、年収80万円アップするまでには勤続10年以上掛かる計算になります。したがって、給料をメインに考えるなら手当等の高い事業所を選ぶことが大切です。

年収600万円以上を目指すなら手当が重要

高い給料を得るには、介護福祉士の資格を取るだけでは達成できません。
資格取得はあくまでもスタートラインと言えます。

つまり、資格を取った後、今の職場で勤続年数を重ねるか、給与水準の高い事業所へ転職するかの二者択一です。

Hiro
Hiro

もし転職なら「昇給」「賞与」「夜勤手当」は要チェックですよ。

そして役職手当も重要です。
A事業所の主任は1万円、B事業所の主任は3万円。
同じ主任でも事業所が違うだけで数万円の差です。

夜勤手当の相場

医労連の「2021年介護施設夜勤実態調査結果」では以下のようになっています。

業 態平均額(円)最高額(円)最低額(円)
特 養5,1506,8002,500
老 健7,20312,9004,300
グループホーム5,4089,0004,000
小規模多機能5,5009,0003,500
看護小規模多機能5,2078,4003,000
単独型短期入所5,72510,6003,200
介護医療院6,5007,0006,000
全 体5,97612,9002,500
参考:医労連-2021年介護施設夜勤実態調査結果(2交替夜勤)

こちらは106施設を対象にした調査ですので、全事業所に当てはまるものではありませんが、求職時の参考には十分なりそうですね。

夜勤手当だけを見ても、1回2,500円〜12,900円とその差(104,00円)は明白。
特に老健の夜勤手当は群を抜いていますね。

昇給の相場

Hiro
Hiro

何年、働いても給料が増えない!
業績が悪いから昇給なし・・・という職場もあるようですね。

わたしが勤める施設では、前年度の評価に応じて昇給1,000円〜7,000円と職員によって異なりますが、平均4,000円くらいです。
人事考課を導入しているので頑張れば給料が増えるのでモチベーションに繋がっています。

昇給がない事業所もあるので、転職前に昇給実績の有無を確認しておくようにしましょう。

チェック

基本給は良いけど、昇給が少ない。これでは給料が一向に増えません。
ツイッターでも昇給なし、あっても数百円や2,000円程度という方が意外と多くて驚きました。

賞与の相場

Hiro
Hiro

賞与は日頃の頑張りに対するボーナス!
これが有るのと無いのでは仕事へのモチベーションにも影響しますので、しっかりチェックしておきましょう。

中にはブラック企業とでも言いましょうか、「賞与なし」の事業所があるので高収入を狙うならしっかりチェックしておきましょう。

賞与は、概ね基本給の1ヶ月〜4ヶ月が相場ですが、中には5ヶ月〜6ヶ月という事業所も存在します。

チェック

①基本給が20万円で賞与3ヶ月の場合
20万円×3ヶ月=60万円

②基本給が17万円で賞与4.5ヶ月の場合
17万円×4.5ヶ月=76.5万円

一概に基本給が良ければ良いという訳ではないので、賞与とのバランスを見て実際に計算してみるようにしましょう。

こんなに差があるんだ!

介護転職エージェントを利用して高収入を目指そう!

給与は、働く地域や経営母体によって全然違いますし、基本給は良いけど昇給額や賞与が少ない。逆に昇給や賞与は良いけど基本給が低いなど事業所によって様々です。

とはいえ、情報を自分一人で探すのは大変。
自分が知っている情報というのは、企業が持っている情報と比べるとごく僅かですから。

そこで、最近ではほとんどの求職者が転職エージェントを利用していますよね。
企業は情報を豊富に持っているので、自分の希望にマッチングする事業所を紹介してくれますよ。
自分一人で探すよりもパートナーが付いてくれると心強いはずです。

転職エージェントを利用しても転職後すぐに年収600万円以上は難しいです。
将来的なところを考えて、最低でも400万円以上を狙って転職先を見つけてくださいね。

転職エージェントを利用して給与アップを目指したい方は、登録だけでもしておきましょう。

おすすめ転職エージェント

介護福祉士で年収600万円以上を達成する3つの方法

晴れて転職が決まったら以下に挑戦して更に収入を増やしましょう!
目指せ!介護福祉士で年収600万円です!

  • 勤続年数を重ねる
  • 役職を目指す
  • 休日に副業する

勤続年数を重ねて役職を目指す

勤続年数は重要です。
介護業界は転職比率が高く、2〜3年で転職する方が多い業界です。
転職する方が多いということは、それだけ役職に就くチャンスがあるという事です。

わたしの場合は、介護施設勤務、勤続年数18年、夜勤なし、役職は現場統括課長。
これで600万円以上もらえるようになりました。
更に副収入300万円を合わせると900万円以上です。あと少しで8桁というところまできました。

経験が浅い一般職員ですと、介護福祉士を取得してもせいぜい1万円程度の資格手当が付くくらいですので一気に年収600万円に到達するのは難しいでしょう。

コツコツ努力して役職に向かってあきらめない事が大切です!

休日に副業する

即効性があるのはやはり副業です。
日勤業務をこなしながら、休日は他の施設で夜勤をしている方もいます。

夜勤の時給が1,500円なら8時間で12,000円です。
5日入れば60,000円、12ヶ月で720,000万円も年収が増える事になります。

ただ、身体はしんどいですよ。
体調を崩して働けなくなると一気に収入が減るので私はお勧めしませんが、中にはこういう稼ぎ方をしている方がいるのも事実です。

あくまで本業が最優先。
たくさん給料をもらいたいからと本業に支障をきたす働き方は良くありませんし、本業で良いパフォーマンスを発揮できないと昇格のチャンスも失います。
副業の形態はじっくり考えるようにしましょう。

中には副業を禁止している職場もあるので就業規則を確認しておくことをお勧めします。

チェック

このような労働に労働を重ねる働き方はお勧めしませんが、ある時までにまとまった費用が必要という場合には、割り切って期間限定で働くようにしましょう。
身体は資本ですから!

正職員または派遣で夜勤専属と副業

正社員は日勤業務と夜勤業務を行うものと思っている方もいますが、求人の中には正社員で夜勤専属を募集している介護施設もあるのでチェックしてみてください。

正社員(夜勤専属)+派遣(夜勤)のダブルワーク
①正社員で夜勤専従の場合、月収は約25万円〜30万円くらいで賞与もあります。
②派遣で16時間勤務の場合は、1夜勤3万円くらいです。1ヶ月に10回出勤するだけで月収30万円です。
※①と②を合わせると月収55万〜60万ほどになりますね。

つまり、役職がなくても年収600万円以上が可能というわけです。

しかし、先程と同じで「労働に労働を重ねる」訳ですから身体的な疲労を覚悟の上で、体調をコントロールする事が必要です。

チェック

派遣で長期間、同じ職場で勤めるのは難しいです。
新しい職員を採用するまでの補充だと考えておく方が良いでしょう。
大抵は数ヶ月程度で契約が終了します。
派遣は時給が良いというメリットの一方で、良い職場でも一箇所で長く働けなかったり役職に就く事ができないのがデメリットです。また昇給や賞与もありません。

介護福祉士が年収600万円の壁を越える3つの方法【まとめ】

こちらの記事では『介護福祉士として年収600万円以上を目指す方法』について紹介してきました。

少し厳しいことを言うかもしれませんが、『給料が安いと感じる介護士さんは、もしかすると事業所選びを失敗しているかもしれませんし、役職を与えてもらえる仕事ぶりをしていないのかもしれません』

介護福祉士の資格を取得して直ぐに年収600万円は難しいですが、役職に就けばもらえる可能性は十分にあります。
また、一般職でも「夜勤専属+副業」で年収600万円以上も可能です。ただし、身体的負担は相当きついので長続きさせる事は難しいでしょう。
無理せず現実的な方法で年収アップを目指してくださいね。

この記事のまとめ
  1. 年収600万円目指すなら、まずは給料の良い事業所を選ぼう!
  2. 夜勤手当、昇給、賞与は必ずチェック!
  3. 転職が決まったら勤続年数を重ねて役職を目指そう!
  4. 長期的にはお勧めしませんが、期間限定なら夜勤の副業もあり!

今の給料に満足できない方は、転職エージェントに登録して転職アドバイザーに希望の事業所を紹介してもらいましょう!

おすすめ転職エージェント